消化器内科/外科

エコー検査

超音波(エコー) 検査とは?


人の耳では聞こえない高い周波数の音を超音波といいます。 超音波検査とは、 超音波を用いて体内の病変を調べます。 身体の中に超音波を送信し臓器や組織からの反射を利用して画像化し解析する検査です。 当院では最先端技術を搭載したフルデジタル超音波診断装置を設置しております。 従来の装置に比べ、 さらに高画質な画像検査を提供できるようになりました。 超音波検査は人体に無害・ 無痛な検査で、繰り返して行えるため、 病気の早期発見 経過観察に大変有効な検査です。 プローブを体表に当てることで体内臓器の形態や血流情報をリアルタイムで表示し、 循環器系の疾患や腹部消化器系疾患・血管系疾患などを速やかに診断し、 日頃より患者様の健康をお守りいたします。 検査中は苦痛もなく、 リラックスしながら安心して受けていただけます。 詳しい検査内容は、 お気軽に病院スタッフにお尋ねください。


超音波(エコー) 検査で何がわかるの?


腹部エコー検査 所要時間おおよそ15分 (症例や体格によって検査時間は変動します)

肝臓・膵臓・胆のう・腎臓・脾臓・腹部大動脈・膀胱・前立腺・子宮・卵巣などを超音波でみる検査です。 各臓器で多くの疾患がわかります。

肝臓:脂肪肝 (アルコールや食生活による影響) 肝臓がん 肝炎 肝硬変など 
胆のう:胆石 胆のうポリープ・胆のうがんなど 
膵臓:膵炎・膵臓がんなど 
腎臓:腎結石・腎炎・腎臓がんなど 
脾臓:脾腫など 
腹部大動脈:大動脈瘤 大動脈解離など 
膀胱:膀胱結石・膀胱がん 膀胱炎など 
前立腺:前立腺肥大など 
子宮:子宮筋腫など 
卵巣:卵巣嚢腫など 


心臓超音波検査 所要時間 20分 (症例や体格によって検査時間は変動します)

心臓の大きさ・形・ 心臓の壁の厚さ 動き方 心臓内部の血流の動きを観察することができます。 高血圧や動脈硬化などによる心臓への影響や心筋梗塞・ 弁膜症・心肥大・ 先天性心疾患などを みることができます。 心臓には4つの弁 (大動脈弁、 僧帽弁、 三尖弁、 肺動脈弁) があります。 弁の異常は弁膜症といい、心臓エコー検査は弁膜症をみるのにとても有用な検査です。 弁が硬くなり開きづらい状態の狭窄や、 何らかの理由で逆流が認められる閉鎖不全の診断においてもとても有用な検査です。胸部不快感・息切れ・足のむくみ・ 胸痛などの症状がある方にも受けていただきたい検査です。心臓の動きが悪くなり全身に血液がうまく行き届いていない状態である心不全も知ることができます。



乳腺超音波検査 所要時間 15分 (症例や体格によって検査時間は変動します)

乳がん・乳腺の良性疾患 乳腺炎などをみることができます。乳がんになりやすい年齢は、 30代後半以降と考えられています。早期発見・早期治療により90%は治る病気と言われています。



頸動脈超音波検査 所要時間 20分 (症例や体格によって検査時間は変動します)

頸動脈は脳に血液を送る大切な血管です。 偏った食生活 運動不足 タバコを吸うなど生活習慣の乱れによって動脈硬化が起こります。頸動脈エコーでは、動脈硬化によって硬くなった血管や血管の壁にこびりついたプラーク(コレステロール、 脂肪などが血管の壁についた状態) や血栓などを確認できます。 プラークや血栓により血管の狭窄があるか、 血管が詰まっていないかを見るのに有用な検査です。動脈硬化や血栓がはがれて飛んでしまうことで起こりえる脳卒中(脳梗塞・脳出血) や心筋梗塞・狭心症などを予防するためにも受けていただきたい検査です。

PAGE TOP